Section2: ListUp
1. Bitcoin
●Lightning Networkの改善トピックメリデメまとめ
2. Ethereum
●Etheteum、Intanbulハードフォークにむけて二つのEIPを承認
●Ethereumまわりの最近の動向トピックまとめ
●Ethereum 2.0 フェーズ2のまとめ
●Zeth(Clearmatics)とNightfall(EY)のアプローチの違いについて
Clearmaticsの指摘するZethとNightfallの相違点としては、「trusted setupが仮定されており、パブリックチェーンのユースケースに不向き」「zkSNARKsのマンインザミドル攻撃への脆弱性」の2点。
セットアップによっては悪意もつ者が、証他の有効な証明から有効性証明を、当初の証明を生成したプライベートインプットを知ることなく生成できてしまう、との指摘。この種の攻撃への対策はZcashが実装しているようなワンタイム署名を用いるか、Nighrfallが用いているSimulation Extractable SNARKに切り替えるかだが、Simulation Extractable SNARKは必ずしも関連する展性を解決するものではない、とのこと。
また、zkSNARKsをブラックボックスとして扱い公式な定義や安全性証明がなく関連リソースが示されていない点を指摘している。
●OpenLawを用いて法令遵守したDAOが可能に
●Iden3、ブロックチェーンベースのアイデンティティ管理ソリューション
分散アイデンティティ管理でキーとなるのが、ユーザデータプライバシーやスケーラビリティ提供。
Iden3では、circomサーキットコンパイラとzksnarkを利用。回路はcircom上に設計され、Trustedセットアップを生成。
3. Bitcoin/Ethereum以外
●Blockstack、スマートコントラクト言語Clarity発表
●Braveブラウザ、Rustによるエンジン実装によってアドブロッカーの性能を69倍に改善
●東工大、パブリックチェーンシミュレータSimBlock開発
4. 統計・リスト
●経理業務用にERC20トークンのICOや取引をノード無しでBigQueryで集計する
5. 論考
●Bitcoinの難易度調整アルゴリズムの欠陥とその解決策に関する論文
●Identiverse 2019参加メモ(1日目・2日目・3日目)
分散アイデンティティの背景として、多過ぎるパスワードやデータ所有権・プライバシー、過剰な情報公開があるとのこと。医療機関や薬局などがアイデンティティ発行者として、TrustedKeyのウォレットに格納する事例も出てきている模様。
Microsoft分散アイデンティティ「ION」のデモとして学生証や学割購入が紹介されている。ユーザが複数DIDを持つことができ、ユーザだけがアクセスできる鍵でパーミッション管理。属性情報はオフチェーン管理とのこと。
アイデンティティそのものに加えて、支払い能力など「当該サービスを使う上で適格かどうか」の判定・判断に注目。
また、セルフソブリンアイデンティティや分散アイデンティティは政府機関アイデンティティを補完する位置付けであるとしている。ポータブルで自分が管理でき検証可能なことが必要であるとしている。また、大きなIDシステムではなく、それぞれが相互運用可能なことが大事とのこと。
認証方式としては、番号・生体情報・ワンタイムパスワード・他要素認証・eKYC情報などが挙げられている。
●Necker Islandで毎年恒例のBitFuryによるBlockchain Summitの模様まとめ記事(ライブストリーミング)。早速Libra Associationからも参加
6. 注目イベント
●Crypto Valley Conference(6/24–6/26 at Zug, Switzerland)
●Bitcoin 2019 Conference (6/25–6/26 at San Francisco)
●blockchain.tokyo#20(6/26 at Tokyo)
Azure Blockchain ServiceとCordaの2本立てで開催します!
●Asia Blockchain Summit (7/2–7/3 at Taipei)
●ETHIndia(8/2–8/4 at Bangalore)
●Web3 Summit (8/19–8/21 at Berlin)
●ScalingBitcoin (9/11–9/12 at Tel Aviv)
●Baltic Honeybadger 2019(9/14–9/15 at Riga)
●Starkware sessions (9/16–17 at Tel Aviv)
●Devcon5(10/8–10/11 at Osaka)スピーカー申込サイトが開設)
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