SOMPOシステムズが「プロジェクト管理のためのAI」適用開始/「JCB消費NOW」が長崎観光消費動向レポートで活用
LayerX AI・LLM Newsletter (2024/10/30-11/05) #271
今週の注目トピック
AI利活用最前線では、SOMPOシステムズによる、日本IBMの「プロジェクト管理のためのAI」を活用した「レポート自動生成」機能の本番プロジェクト適用開始などを紹介しています。
データ利活用最前線では、JCBとナウキャストが提供する国内消費指数「JCB消費NOW」による、長崎国際観光コンベンションの観光消費動向レポート活用、などを紹介しています。
今週のLayerXでは、三井物産デジタル・アセットマネジメントによる、オルタナ公式LINE お友だち登録者数が10万人を突破などを紹介しています。
Section1: AI利活用最前線
●テクノロジー
様々な手法でテキストをOCRしてみました。現状は、 「OCRの標準テキスト読み取り + GPT-4oでの修正」がベストでした。
Dify v0.11.0がリリースされました!イテレーションノードは、並行処理をサポートするようになり、エラー対応方法が改善され、よりスムーズで効率的なワークフロー体験を提供します。
LLMアプリケーションの評価基準を継続的にアップデートしていく仕組みであるEvalGenについて書かれた論文「Who Validates the Validators?」について話してます
GPT-4o(Claude)に危険物取扱者試験(甲種試験)を解かせてみる-その8: 試験対策本のOCRと、それを使ったRAGでの回答
●テクノロジー(論文)
●提供ベンダー(OpenAI)
●提供ベンダー(Microsoft)
●提供ベンダー(Anthropic)
●提供ベンダー(Google)
●提供ベンダー(Apple)
●提供ベンダー(Meta)
●スタートアップ
【Algomatic】HR×生成AI領域にグループ会社のAlgomatic Worksとして本格参入し、複数プロダクトの連続リリースに向けて始動
シナモンAI、表や図など複雑な書類を読み取りLLMに高度な回答を実現させる「Super RAG™」のパッケージ版を2025年1月中旬より販売開始
日本調剤株式会社が「exaBase 生成AI for 店舗」を導入〜店舗運営や商品企画に活用することで、業務効率化と顧客満足度の向上を目指す〜
Algomatic|【生成AI×RPA】Claudeの新機能「Computer Use」 を活用したリサーチ業務の自動化
●コンサル・SIer
野村総合研究所、基準価額算出時間の短縮化を生成AIで実現する「NAV算出AIサポート」を開始
本サービスでは、これまで約20年にわたって蓄積してきた問い合わせ内容の確実な記録、クレンジングされた回答内容(過去の回答履歴)やユーザマニュアルなどを基に、 RAG3(Retrieval-Augmented Generation)を用いた「回答自動生成システム」(下図参照)を構築し、高い回答精度と時間短縮効果を得ることができました(実証実験にて、平均所要時間の50%以上の短縮効果を確認)。
●利活用事例
SOMPOシステムズ、日本IBMの「プロジェクト管理のためのAI」を活用した「レポート自動生成」機能を、本番プロジェクトへ適用開始
各階層の報告先を考慮してカスタマイズする報告書の作成負荷を解消し、プロジェクト・マネージャーやPMOがプロジェクト成功に向けた管理や事前把握したリスク予兆への対応などに注力できるようになります。
同時に、各プロジェクトの状況が客観的に可視化されることで、複数のプロジェクトの進捗を俯瞰的に確認したり、注視すべき案件の識別や詳細要因の把握が可能になるなど、現場から経営層までが同じ情報をもとに、リスク予兆の把握と適切な意思決定を迅速に行えるようになります。
「レポート自動生成」機能
プロジェクト可視化
「レポート一覧」:緑/黄/赤で評価を表示し注視すべき案件を識別
「ダッシュボード」:タスク進捗や課題数などの過去からの推移をグラフで確認
「サマリーレポート」:KPI評価の根拠やチームごとの状況確認。プロジェクト側で任意コメント入力
既存のプロジェクト報告書の置き換え/生成
「定量情報」:既存のスプレッドシートで作成された進捗状況報告を読み込みダッシュボードを生成。主要分野別進捗状況はタスク進捗推移グラフに、課題解決状況は課題数推移などグラフ化し、サマリー内詳細レポートを生成
「定性情報」:プロジェクト月次活動状況報告全体評価は、ツールが自動的に生成し、評価軸ごとの状況を緑/黄/赤で表示
Section2: データ利活用最前線
●人流データなど
JCBとナウキャストが提供する国内消費指数「JCB消費NOW」、長崎国際観光コンベンションの観光消費動向レポートにて活用
NDBやDPC等のデータを「より利用しやすく」研究者等に提供、電子カルテ情報との連結解析等も可能に—社保審・医療保険部会
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
ROXX 中嶋さまをお招きし、LayerX CEO と「新規事業にトライし続ける意味、再現性のある営業組織の作り方」についてお話いただきます!
●AI・LLM事業部
●バクラク
【11/6〜8開催】「B Dash Camp 2024 Fall in Fukuoka」いよいよスタート!今回もバクラクが出展します!
Sansan・SmartHR・LayerX合同開催!責任者&Mgrが語る 営業組織の魅力と伸びしろ
各社の営業責任者・営業マネージャーが一堂に会し、営業組織の魅力や今後の伸びしろについて語り合います。
2024年エンタープライズ戦略を振り返る:SmartHR×LayerXの実践から学ぶ
SmartHRの佐々木さん とエンタープライズ戦略の話をします。
辻・本郷 ITコンサルティング株式会社|LayerX様主催の「バクラク パートナーアワード2024」にて、辻・本郷ITコンサルティングがベストパートナーとして表彰されました
●三井物産デジタル・アセットマネジメント
三井物産グループのデジタル証券~三重・イオンタウン鈴鹿~(デジタル名義書換方式)徹底解説セミナーレポートを公開しました!
【コラボセミナー/SHEmoney &三井物産デジタル・アセットマネジメント】金融のプロと一緒に考える"NISA・iDeCo×不動産投資" 組み合わせテクニック
女性向けお金のコーチングスタジオ「SHEmoney」とオルタナのコラボイベントを開催いたします
●エンジニアリング
12月6日(金)開催「プロダクトマネージャーカンファレンス 2024」。
LayerXはゴールドスポンサーとして協賛し、当日はバクラク事業部 プロダクトマネージャー 加藤みちる 、米田 昌平 の2名が登壇します
●採用
現在、LayerXのAI・LLM事業部では、様々な大企業パートナーの皆様とLLMを活用した業務変革に取り組んでいます。金融領域に限らず、文書を扱う様々な領域でご一緒できればと考えています。
お気軽にこちらまでご連絡ください。
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