PwCが企業の新リース会計基準の適用支援で生成AI活用/LayerXのバクラクが新ブランドに刷新
LayerX AI・LLM Newsletter (2024/09/11-09/17) #264
今週の注目トピック
AI利活用最前線では、PwC Japan監査法人による、企業の新リース会計基準の適用支援への生成AI活用を紹介しています。
今週のLayerXでは、バクラクの新ブランド刷新を紹介しています。
あわせて、バクラク請求書発行の「API連携機能」リリース、バクラクビジネスカードの「カードカテゴリ機能」リリース、バクラク申請・経費精算の「新スマートフォンアプリ」リリースなどを紹介しています。
Section1: AI利活用最前線
●テクノロジー
●テクノロジー(論文)
数学やプログラムなど答えを検証できる場合、廉価で非力なLLMで大量に答えを生成し検証した方が高価で強力なLLMで答えを生成するより解ける問題が多く安く済む
最新のマルチモーダルモデル(GPT-4o、Claude-3.5)でも、「画像を見る」と「テキストを読む」を同時に処理する性能は片方だけを行うよりも大幅に低いことが分かりました
合成継続事前学習はLLMにEntityを抽出し、それらとそれらの間のそれらの説明を書かせたコーパスを作って学習させることで性能を大きく改善できる
2つのモデル評価をLLM-as-a-Judgeで行った場合、どの程度正しく判定できるか?をシミュレーションで検証。結果、低性能/コストなLLMで高性能/コストなLLMの代替可能性を示唆
単純に生成回数を増やすとLLMの性能が大幅に向上することが示され、両者の線形関係から「推論時のスケーリング則」の存在が示唆
●提供ベンダー(OpenAI)
OpenAIメンバーのWilliamさんが、o1、o1-mini、o1previewの数学的性能及び推論コスト表を出してくれてます。
「世界モデルを持たないLLM」が解けない問題。それをOpenAI o1-preview, o1-mini, GPT-4oに解かせてみるテスト。
OpenAI o1-previewとo1-miniがChatGPT EnterpriseとChatGPT Eduの全てのお客様に利用可能に
VSCodeのGitHub Copilot Chat用のOpenAI o1-プレビューとo1-miniの早期アクセスを開始
●提供ベンダー(Microsoft)
●提供ベンダー(AWS)
●提供ベンダー(ServiceNow)
●提供ベンダー(Mistral)
●提供ベンダー(Salana AI)
●提供ベンダー(Salesforce)
●スタートアップ
年間2,000万米ドル超の保険金請求市場を狙う——リーガルテックのEvenUp、生成AIを使って被害者の補償金増額を目指す方法とは
ギブリー、マーケGAIに新機能「マルチLLM」を公開。GPT-4o mini / Claude 3.5 sonnet によるコンテンツ生成が利用可能に。
ギブリー、システム改修不要でコンタクトセンターを中心としたカスタマーサービス業務に生成AIを導入できる「DECA AIウィジェット」を提供開始。
●コンサル・SIer
●ガバナンス
●利活用事例
Section2: データ利活用最前線
●人流データなど
(特に無し)
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
エンジニア681名に聞いた「今、注目している企業」|2024年9月最新版
LayerXが「エンジニアが働いてみたい企業」と「直近1年で知って興味を持った企業」の両カテゴリーで、TOP10に選ばれました
●バクラク
株式会社ベルクが「バクラク」を導入。141店舗に法人カードを配付し月間4,000件の領収書処理を効率化、既存会計ソフトへのデータ連携もスムーズに
バクラクビジネスカード、「カードカテゴリ機能」をリリース。事業部や拠点単位での支出管理がラクに
事業部長などにカードの編集権限を一部移譲でき、本部のバックオフィスに集中する業務が分散されるため、支出管理をより効率化できます。
●エンジニアリング
複数国で同時開催! チームで協力して課題を解く AWS Startup Multi-Country GenAI GameDay 開催レポート
LayerXのチームが、AWSソリューションを実装して、現実世界の問題解決スキルを競う共同学習演習「AWS GameDay」において栄えある国内・世界第1位に輝きました!
「Developers Summit 2024 Summer アワード」の受賞者が決定、ベストスピーカー1位は漆原氏のセッション
LayerX バクラク事業部 VPoE の小賀 が登壇した『先進企業のキャリアラダーから考える、事業に貢献するエンジニアの姿』が「Developers Summit 2024 Summer アワード」で4位を受賞しました。
●採用
現在は330人ほどの組織ですが、数年内には数倍の規模への成長を見据えており、商事法務面からこのような組織の成長フェーズに貢献いただける方の応募をお待ちしています!
現在、LayerXのAI・LLM事業部では、様々な大企業パートナーの皆様とLLMを活用した業務変革に取り組んでいます。金融領域に限らず、文書を扱う様々な領域でご一緒できればと考えています。
お気軽にこちらまでご連絡ください。
「LayerX」の公式ウェブサイトはこちら
Disclaimers
This newsletter is not financial advice. So do your own research and due diligence.
発行者:株式会社LayerX(東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア 5階)
お問い合わせ先:llm-labs@layerx.co.jp