今週の注目トピック
AI利活用最前線では、名鉄と日立による、社内文書の有効活用に向けた技術検証などを紹介しています。
データ利活用最前線では、KDDIとトヨタによる、交通事故の危険地点の見える化などを紹介しています。
今週のLayerXでは、バクラクの新「AI-UX」戦略発表などを紹介しています。
Section1: AI利活用最前線
●テクノロジー
●テクノロジー(論文)
ユーザー指示が曖昧な時に、LLM側が確認を行うエージェントアーキテクチャ『Mistral-Interact』の仕組みとコードが発表
MoE(Gemini1.5でも採用された仕組みで内部で専門家が切り替わる)モデルを動かす際に、GPUの必要量を減らす仕組み『Fiddler』が考案
LLMにプロンプトを与える際、「推論ステップの流れに沿う順序」で文脈を与えないと30%以上精度が落ちる恐れがあることをDeepMindが報告
●提供ベンダー(OpenAI)
●提供ベンダー(Microsoft)
●提供ベンダー(Google)
●提供ベンダー(Apple)
●提供ベンダー(LangChain)
●提供ベンダー(Groq)
●提供ベンダー(Adobe)
●提供ベンダー(NVIDIA)
●ガバナンス
●スタートアップ
カラクリ、「就業時間外」も生成AIが返信メールを代筆!オペレーター支援ツール「KARAKURI assist」に新機能を搭載
【特許取得】ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」〜商品情報などからハッシュタグを生成、ハッシュタグから商品情報へ容易にアクセスを可能にする技術〜
株式会社 FIXER と東京工業大学 情報理工学院 岡崎研究室が生成AIに関する共同研究を開始、GaiXer に同大・産総研開発の大規模言語モデル Swallow を実装
AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」、Microsoft Copilot for Microsoft 365 向けのプラグインを2024年内に提供開始
株式会社 FIXER と東京工業大学 情報理工学院 岡崎研究室が生成AIに関する共同研究を開始、GaiXer に同大・産総研開発の大規模言語モデル Swallow を実装
●コンサル・SIer
Citadel AI、PwCコンサルティングとの協業を開始 AIの定量的な品質評価を含めたAIガバナンス体制構築支援を共同で提供
アシスト、生成AIアシスタント「Glean」と「Box」を組み合わせたエコシステムソリューションでBoxユーザーを強力に支援
●利活用事例
作業内容などを入力すると、作業者の経験値や役割に応じて異なる助言が届く。化学会社は扱う危険物や作業手順が工場や研究所によって異なる。個人の作業に合わせた補助をして事故を防ぐ。
名鉄と日立が生成AIを活用し、社内文書の有効活用に向けた技術検証を実施〜日立のGenerative AIセンターと協働で、ユースケースごとに社内情報を取り込んだ知識データベースを構築
本検証では、印刷物のスキャンデータなどの非構造化データで構成される社内文書を活用したため、自然言語処理に精通した日立のデータサイエンティストが、業務での利用を想定して最適化した知識データベースをユースケースごとに構築しました。これにより、膨大な社内文書データからなる知識データベースをもとに、生成AIが要点を抽出して一定のレベルで適切な回答を出力し、回答精度が向上したことを確認できました。
ここまで進んだ自動車業界の生成AI活用 CES 2024レポート
Amazon Automotiveのブースでは、「AWS IoT Fleetwise」とSalesforce(セールスフォース)CRMの連携デモを紹介していました。
Qualcommのブースでも、「Snapdragon」を搭載したコネクテッドカーとSalesforceのCRMの連携デモを展示していました。
NTTデータ先端技術、インテ―ジのマーケティングリサーチ業務での生成AI活用の検証支援を開始
インテージが実施するWebアンケートの生成や構造化データや非構造化データの集計・分類といった定性分析の業務における生成AIの活用の有効性を検証するもの。活用方法を確立することで、マーケティングリサーチ業務の効率化およびマーケティングデータの精度向上および迅速な提供を図る。
膨大なVOCの分類・分析の工数が150時間から2時間へ─生成AI活用によるプロダクトマネジメント業務の効率化と新たな可能性
【パーソルグループ】社員を対象に生成AIの知識・活用スキル向上のアップスキリングを推進~業務効率化、リスク回避に繋がる生成AIの研修・社内勉強会・資格取得を積極的に実施~
●レポート
最新の会計基準や税制改正などを踏まえた専門知識を必要とする経理・税務領域においては、正確性の低い回答が生成されるリスクが非常に高いと言えます。そのため、生成AIを業務に活用するに際しては「生成AIのモデル」と「専門知識を保存したデータベース」を連携した仕組みを構築するなどの工夫が必要になります。
Section2: データ利活用最前線
●人流データなど
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
●バクラク
●三井物産デジタル・アセットマネジメント
現在、LayerXのAI・LLM事業部では、様々な大企業パートナーの皆様とLLMを活用した業務変革に取り組んでいます。金融領域に限らず、文書を扱う様々な領域でご一緒できればと考えています。
お気軽にこちらまでご連絡ください。
「LayerX」の公式ウェブサイトはこちら
Disclaimers
This newsletter is not financial advice. So do your own research and due diligence.
発行者:株式会社LayerX(東京都中央区日本橋堀留町1丁目9−8 人形町PREX 2階)
お問い合わせ先:llm-labs@layerx.co.jp