ヤフー・データソリューション「DS.INSIGHT」の生成AI機能試験導入/大成建設のDX統合基盤
LayerX AI・LLM Newsletter (2024/03/06-03/12) #238
今週の注目トピック
AI利活用最前線では、ヤフー・データソリューションにおける、「DS.INSIGHT」への生成AI機能の試験導入などを紹介しています。
データ利活用最前線では、大成建設における、全社のデータ利活用を実現するDX統合基盤「Taisei-DaaS」構築などを紹介しています。
今週のLayerXでは、「LayerX羅針盤」のアップデートなどを紹介しています。
Section1: AI利活用最前線
●テクノロジー
●テクノロジー(論文)
事前学習、FT、Preference、評価データセット等で分類したものをさらに、領域(法律・医療等)やタスク(生成、要約、リーズニング等)で更に詳細に分類。
現在のLLMにおいて、皆が推論と呼んでいるものは、記憶とパターンに基づく生成のため、厳密には論理に基づくものではないと主張する論文
RAG(検索拡張生成)において、コンテキストを参照した場合でもLLMは回答を誤るケースがありますが、そのエラーはいくつかの種類に分類できるとのこと。
GPT-4VなどのマルチモーダルLLMで画像を分析する際、画像に「ドットマトリックス」を重ね合わせるだけで認識精度が大きく向上する
Googleの研究者たちはAPI経由でOpenAIのモデルにおける隠れ次元数を特定できることを示し、OpenAIがそれを受け対策を施したことを論文で報告しました。
記号推論タスク(数字、絵文字、化学式の理解など)にLLMが取り組む際に、記号を自然言語に変換することで精度が上がることが示唆
●提供ベンダー(OpenAI)
●提供ベンダー(Microsoft)
●提供ベンダー(Anthropic)
●提供ベンダー(Cohere)
●提供ベンダー(Mistral AI)
●提供ベンダー(Zapier)
●提供ベンダー(Google)
●提供ベンダー(AWS)
●提供ベンダー(Grok)
●提供ベンダー(Salesforce)
●ガバナンス
●スタートアップ
Box、Azure OpenAI Serviceとの新たな連携を発表、Enterprise Plusプランの顧客向けにBox AIを提供開始
村田製作所が「exaBase IRアシスタント」を採用〜業務特化型の生成AIを活用し、付加価値の高い情報開示に注力できる体制の実現を図る〜
●コンサル・SIer
●利活用事例
三菱HCキャピタルが日立と協働し、全社で生成AIの本格利用を開始
両社でAzure OpenAI Serviceを活用したセキュアな生成AIの社内利用環境の整備や試行評価、ガイドライン作成などに取り組みました。
三菱HCキャピタルは、本プロジェクトの推進をもって、従業員による生成AIの利用促進に加え、段階的に入力可能なデータの範囲、量を拡大し、社内データと組み合わせた業務ナレッジを強化することで、営業事務や審査業務、ヘルプデスク業務などにおける自動化、効率化を図ります。
【ヤフー・データソリューション】「DS.INSIGHT」に3つの生成AI機能を連続で試験導入 第1弾は検索キーワードから「隠れたニーズ」を生成AIが分析する新機能
新機能は、検索データなどを基に生活者の興味関心を可視化する「DS.INSIGHT People」において、特定のキーワードと一緒に検索されているキーワードをマッピング形式で表示する「共起キーワード」機能での分析を生成AIがサポートします。
生成AIを活用した日本市場の情報発信サービス「JPX Market Explorer」のPoCを開始します
JPX Market Explorerは国内外の投資家を対象とした無料のサービスサイトです。東証に上場する会社について、個社のビジネス概要や直近の決算のサマリーを簡単に調べたり、財務状況についての分析や競合他社との比較を行うことができます。
LIFULLとハウスコム、生成AIを用いた新社内情報検索システムの開発・構築に着手
今回新たに不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結し、LIFULLが持つノウハウをこれまで以上に提供することで、ハウスコム社内のこれまでにはないスムーズで的確な情報検索システムの開発・構築を目指します。
曖昧な言葉による検索や不揃いなキーワードによる検索も適切な検索条件に変換し、ピンポイントで最新の情報に素早くアクセスできる新しい社内情報検索システムにより業務の効率化を推し進め、ハウスコムがお部屋探しをするお客様のインサイトの丁寧な掘り起こしにより多くの時間を充てていくことを後押しします。
「福岡市、生成Alの実証実験で平均33%の業務削減効果を実感」福岡市職員アンケート、生成AI活用で作業時間が33%削減・業務成果が36%向上したと回答
Section2: データ利活用最前線
●プライバシー
●人流データなど
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
●採用
●バクラク
●エンジニアリング
現在、LayerXのAI・LLM事業部では、様々な大企業パートナーの皆様とLLMを活用した業務変革に取り組んでいます。金融領域に限らず、文書を扱う様々な領域でご一緒できればと考えています。
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