大和総研が生成AI技術を活用した人的資本情報開示業務サポート/大阪府が米VISAとデータ共有で連携
LayerX AI・LLM Newsletter (2024/04/10-04/16) #243
今週の注目トピック
AI利活用最前線では、大和総研による、生成AI技術を活用した、人的資本情報開示業務をサポート「KOSMO-ウェルビーイングナビ」の開発などを紹介しています。
データ利活用最前線では、大阪府による、米VISAとのデータ共有を通じた観光施策などへの活用などを紹介しています。
今週のLayerXでは、インボイス制度開始から半年が経過する中で実施した「インボイス制度後の領収書回収」に関する調査などを紹介しています。
Section1: AI利活用最前線
●テクノロジー
●テクノロジー(論文)
一つのLLMに同一のプロンプトを複数回投げる。temperatureを上げるなりして回答に揺らぎが生じる。それらを機械的に判定する
一つのLLMに同一のプロンプトを複数回投げる。temperatureを上げるなりして回答に揺らぎが生じる。それらを機械的に判定する
GPT-4などに対して、「新しい言葉の概念」をプロンプトのみで教える手法『FOCUS』をカリフォルニア大学などの研究者らが考案
●提供ベンダー(OpenAI)
OpenAIの最新の汎用モデル「GPT-4 turbo-2024-04-09」が、加減算・比較・選択・要素のカウント・並び替えなどの処理を想定した機械読解ベンチマーク「DROP」で86%(F1)を達成
●提供ベンダー(Facebook)
●提供ベンダー(Microsoft)
●提供ベンダー(Google)
●提供ベンダー(Anthropic)
●提供ベンダー(Grok)
●提供ベンダー(Salesforce)
●提供ベンダー(Databrics)
●ガバナンス
●スタートアップ
社内問い合わせ対応をTeamsに集約するAIヘルプデスクを提供——生成AI、成長の方程式/PKSHA Workplace 大西正人氏・山本健介氏
Finatextグループのナウキャスト、ファイナンシャルアドバイザリー業務の効率化を生成AIで支援する「Finatext Advisory Assist」を提供開始
ファミリーマートが「exaBase 生成AI」を導入、関連業務時間を最大50%削減〜Exa Enterprise AIがプロンプト改善やテンプレート化を支援し、利用定着と成果創出を後押し〜
<ビジネスシーンにおける生成AIの実態調査> 企業における生成AIの「日常的な利用」は約4割未満 幅広い用途の中でも「社内情報を活用」できると利用者は7割まで上昇|ストックマーク
●コンサル・SIer
アクセンチュア、Microsoft 365の生成AI機能を解説した書籍『Microsoft Copilot 活用大全』(日経BP社刊)発売
ChatGPTと連携して社内の情報に質問応答できる企業内検索システムを販売開始~QuickSolution®がRAGによる質問応答機能を提供~|住友電工情報システム株式会社
生成AIをより身近に!富士ソフト、「Copilot for Microsoft 365 向け導入支援サービス」の提供を開始
●利活用事例
大和総研、生成AI技術を活用し、人的資本情報開示業務をサポートする「KOSMO-ウェルビーイングナビ」を開発
今回、当社のデータサイエンティストの生成AIを用いた高度なデータ分析技術やコンサルタントの人的資本経営に関するノウハウを活用し、企業の開示情報から人的資本可視化指針といった各種開示フレームワークや健康経営といった特定のテーマに関する情報抽出、開示施策を提案する技術を大和総研が独自に開発しました。
大和証券グループ本社は統合報告書の作成にあたり、本サービスをトライアルで利用し、従来手作業で行っていた他社の有価証券報告書からの人的資本情報の抽出や分析作業、調査業務の効率化ができるようになりました。本サービスを上場企業のIR担当者や人事部門および当社コンサルタントが用いることで、情報開示と施策実行の両軸で人的資本経営を推進、適切な情報開示による企業価値向上につながることが期待されます。
ファミリーマート|社内に生成AIを導入。関連業務時間を50%削減へ
2023年12月からの3カ月間の検証で、生成AI活用による業務効率化の広範な実証実験を推進した結果作業時間が約50%削減される見込みとなる業務を特定し、今期に集中的に効率向上に取り組む方針となりましたのでお知らせいたします。
今回、時間削減効果が見られた業務は、各種アンケートの集計作業や社内文書および社員教育資料の作成、店舗経営を支援するスーパーバイザー(以下:SV)から本部担当社員への問い合わせ対応で、これらの業務に生成AIを活用することで業務時間の大幅な時間短縮につなげてまいります。そして、新たに創出された時間をメディア事業などの付加価値を生む業務に有効活用する方針です。
今後はさらに、SVの店舗コンサルティング業務領域で検証を継続し、加盟店に対してより効果的で高品質なコンサルティング業務の実現を目指してまいります。
ChatGPTで記述式アンケート解析がゼロコストに|LLMを経営効果に変えた!東京電力エナジーパートナーの生成AI活用事例
●レポート
Section2: データ利活用最前線
●プライバシー
●人流データなど
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と「人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結
今後、両者は対話を深め、地方創生及びCSV×DXの具現化を目指すあいおいニッセイ同和損害保険株式会社が有するテレマティクスデータなどを活用した新たな価値の創造や、データの価値向上のための研究を進めるなど、相互に協力しMDA分野をリードする人材の育成を推進していきます。
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
●バクラク
●採用
FY24も引き続き全ポジション、全レイヤーで採用活動を進めていきます!
LayerXからはバクラク事業部執行役員 VPoE の小賀 が登壇いたします!
●エンジニアリング
【増枠しました】tsukiji.graphql x ハッカー鮨
4/19(金)に行われるtsukiji.graphqlにLayerXから @izumin5210 がLT枠にて登壇します!
ビジネスインパクトを最大化するEM戦略【EM Oasis #4】
LayerXからは @ar_tama がLT枠にて下記テーマで登壇します!
『プロダクトの価値を最大化する「言語化筋トレ」のすすめ』
今週の #LayerX機械学習勉強会 は、NVIDIA Triton Inference Serverの概要のほか、H3を活用したレコメンドの改善事例のスライドやLLMを活用した大規模商品カテゴリ分類への取り組みのブログ、アノテーションの品質とQAレビューの影響についての論文などが紹介されました。
●三井物産デジタル・アセットマネジメント
●AI・LLM事業
大盛況となっているこちらのイベント、参加お申し込みが600名を超えそうな勢いです
LayerXからはAI・LLM事業部の @shinofumijp がLT枠にて登壇します!
現在、LayerXのAI・LLM事業部では、様々な大企業パートナーの皆様とLLMを活用した業務変革に取り組んでいます。金融領域に限らず、文書を扱う様々な領域でご一緒できればと考えています。
お気軽にこちらまでご連絡ください。
「LayerX」の公式ウェブサイトはこちら
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