リディッシュが生成AIを活用したPOS分析サービスの実証実験/あいおいニッセイ同和損保が被災地道路復旧へ「路面状況把握システム」無償提供
LayerX AI・LLM Newsletter (2024/02/21-02/27) #236
3/10に開催される、IPA未踏のイベント「未踏会議2024」、「生成AI/LLM未踏的ビジネス活用最前線」というパネルディスカッションにLayerX 事業部執行役員 AI・LLM事業部長の中村が登壇します!
また、3/11の「THE INNOVATORS」でも、LLMによる文書処理についてお話しします!
今週の注目トピック
AI利活用最前線では、リディッシュによる、生成AIを活用したPOS分析サービスの実証実験などを紹介しています。
データ利活用最前線では、あいおいニッセイ同和損保による、能登半島地震における被災地の道路復旧をサポートする「路面状況把握システム(災害復旧支援プラン)」を無償提供などを紹介しています。
今週のLayerXでは、バクラク請求書発行における、複数の承認ステップや条件分岐などを設定できる「ワークフロー」機能追加などを紹介しています。
Section1: AI利活用最前線
●テクノロジー
ユーザーの履歴情報からLLMで興味関心に関するテキストサマリーを作り、それとセッション毎のコンテンツ情報(テキスト)をもとにユーザーサイドのEmbeddingを作り2 towerでレコメンド
ガートナー社、AIチャットボットやその他のバーチャルエージェントにより、2026年までに検索エンジンのボリュームが25%減少すると予測
ChatGPT4もGemini ProもStable Diffusionも使えて、ノーコードで独自AIアプリも作れるAIプラットフォーム「Anakin AI」が超便利
●テクノロジー(論文)
RAGで取得した外部情報とモデルの事前知識が矛盾する場合、LLMは、RAGで得られた知識に説得力がある(ロジカルで明確な)ときにはそれを受け入れるとのこと
RAG(検索拡張生成)において、主観的なクエリ(「〇〇は××に影響する?」など)に対し、現状のモデルは『客観的な情報』よりも『クエリと関連性の高い情報』を優先する傾向にあるとのこと
●提供ベンダー(OpenAI)
OpenAI、最新の GPT-3.5 Turbo モデル「gpt-3.5-turbo-0125」ファインチューニングをサポート
米国証券取引委員会(SEC)が、OpenAI CEO サムアルトマンの昨年11月の解任に関連する内部コミュニケーションを調査中であることが報じられる
●提供ベンダー(Microsoft)
Microsoftから「Azure OpenAI Service」の外部データ連携機能「On Your Data」が正式リリース
Microsoftが「BitNet b1.58」という新しいモデルを開発し、これが従来のモデルと同等の性能を、はるかに少ない計算リソースで達成できることを実証
作業を依頼→Copilotが手順を考え、Windowsデスクトップで“自動RPA” Windows 11に新機能「Power Automate via Copilot in Windows」
●提供ベンダー(Google)
●提供ベンダー(Mistral AI)
●提供ベンダー(Apple)
●提供ベンダー(Mistral AI)
●提供ベンダー(Salesforce)
●提供ベンダー(ServiceNow)
●ガバナンス
●スタートアップ
株式会社FIXERと呉市役所 エンタープライズ向け生成型AIサービス「GaiXer (ガイザー)」を活用した効果検証の開始
Cohesity、業界初の生成AIを活用した会話型検索アシスタントを発表。企業がセカンダリーデータを知識に変換することを可能に
ファーストパートナーズ・グループ、松尾研究所と共同でGPTモデル を活用した大規模言語モデルアプリと独自モデルを開発。新サービス「M&A Innovation(M A I)」の運用をスタート
“生成AIプラットフォーム企業”リートンテクノロジーズ、GPT-4 Turboを利用したリアルタイム検索機能「WRTN Search」公開
●コンサル・SIer
PwC Japanグループ、リディッシュ社の生成AIを活用したPOS分析サービスの実証実験を支援(PwC発表)
本実証実験では、飲食領域に特化したデータを蓄積する基盤を構築し、蓄積したデータに生成AIを掛け合わせることで、多岐にわたる分析のスピーディーな実行と分析結果をまとめたレポートの生成が可能になりました。蓄積するのは、POS、気象、SNS、財務などのデータが含まれます。生成AIによる分析コメントを付与することで、分析結果の可視化だけに留まらず、課題の抽出や取るべきアクションの提示まで実施可能か検証しました。
野村総合研究所とNRIデジタル、「生成AIが変える仕事と産業の未来」について将来像の予測を発表〜製造、金融、流通小売、広告、エンターテインメント、行政の将来像を予測〜
SBテクノロジー、Microsoft のAI機能を活用してTeamsやWord・PowerPoint等の作業効率化を学ぶ「Copilot for Microsoft 365 研修」の提供開始
●利活用事例
楽天とOpenAI、通信業界に向けた最先端のAIツール提供に向けて協業
モバイルネットワークの計画や、構築、管理を行う際に生じる通信事業者固有のニーズと課題に対処するAIツールを開発します。現在展開しているAIプラットフォーム「Rakuten AI」を、カスタマーサービス、ネットワーク最適化、および不具合を事前に察知し故障を防ぐ予知保全に関するソリューションを含むプラットフォームへと進化させます。
本協業は、2023年11月に発表した戦略的パートナーシップに基づいて推進されており、両社は、楽天のOpen RANに関する専門知識と、OpenAIのAI技術を組み合わせることで、通信業界におけるAI活用のあり方に革新を起こしてまいります。
Allganize社、Alli LLM App Marketにおける「生成AI・LLMアプリ利用実績ランキング」2024年1月版を公開。企業が最も利用した生成AI・LLMアプリTop5を発表
●レポート
Section2: データ利活用最前線
●プライバシー
●データ利活用
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
●採用
● デザイン
●バクラク
現在、LayerXのAI・LLM事業部では、様々な大企業パートナーの皆様とLLMを活用した業務変革に取り組んでいます。金融領域に限らず、文書を扱う様々な領域でご一緒できればと考えています。
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