大和証券が音声データから個別業務特化アウトプットの生成アプリケーション開発/国交省が「不動産情報ライブラリ」の運用開始
LayerX AI・LLM Newsletter (2024/02/28-03/05) #237
今週の注目トピック
AI利活用最前線では、大和証券グループ本社による、音声データから個別業務に特化したアウトプットを生成するアプリケーション開発などを紹介しています。
データ利活用最前線では、国交省による、「不動産情報ライブラリ」の運用開始などを紹介しています。
今週のLayerXでは、ソフトウェアテストシンポジウム2024 東京(JaSST'24 Tokyo)のゴールドスポンサー協賛などを紹介しています。
Section1: AI利活用最前線
●テクノロジー
RAGにおいて、Microsoft Azure AI Searchだと、全文検索とベクトル検索を組合せたHybrid検索に、セマンティックランキングを組合せた方法が一番精度出る
先日リリースされたGitHub Copilot Enterprise の最速レビュー!〜進化したGitHub Copilotを使ってみた〜
Zapier、AIエージェントを構築できるノーコードツールをローンチ——自然言語による記述で、サードパーティアプリを連携・自動化
●テクノロジー(論文)
RAGする時のソースが矛盾したりする場合には、retrieveした文書の内容より、質問文に類似した文章を持ってるソースを優先して推論が行われるらしい
「自然言語を超えて」と題して、LLMにタスク実行時の思考を人間の自然言語とは異なるフォーマットで行わせるプロンプト手法『AutoForm(オートフォーム)』が考案
スタンフォード大・ジョージア工科大・マイクロソフト・DeepMindの研究者らは共同で、スクリーンショットからHTMLとCSSのコードをGPT-4Vなどで生成するプロンプト手法を考案
Claude3(Anthropic社)について、GPT-4やGemini Ultraと比較した結果が報告書にまとめられています
●提供ベンダー(OpenAI)
●提供ベンダー(Microsoft)
●提供ベンダー(Google)
Gemini 1.5 Pro くん ARIB の数百ページあってクッソ難解な PDF を少なくともざっくり理解して出力できてそう
Googleの最新AIモデルGeminiとStack Overflowのナレッジが統合、Google CloudとStack Overflowが戦略的提携
●提供ベンダー(Mistral AI)
●提供ベンダー(Anthropic)
●提供ベンダー(AWS)
●提供ベンダー(Oracle)
●スタートアップ
LegalOn Technologies米国子会社、「LegalOn Assistant」提供--生成AI利用で条文作成
東洋経済新報社「四季報AI」、開発元ロゼッタがAPI外部提供を開始。対話型生成AIを活用した企業分析サービスの構築が可能に
音声記録管理サービス「CLOVA Note β」新機能提供開始。高精度AI技術により、話者の言い淀みを自動で判別・除去。より自然でクリアなテキスト変換が可能に。
●ガバナンス
●コンサル・SIer
●利活用事例
生成AI活用 100社中86社 高度な業務などは36社 NHKアンケート
「導入している」と回答した86社に、具体的にどのような業務で活用しているかたずねたところ
▽「文書や資料作成など汎用的(はんようてき)な業務にとどまっている」が48社
▽「自社のシステムなどと組み合わせ、高度な業務や専門的業務にも利用している」が36社でした。
自然言語処理技術を用いたサステナビリティ情報収集に関する日本取引所グループとの共同研究を踏まえたJPXワーキング・ペーパーの発表について
LLMsを用いて、東京証券取引所上場会社の有価証券報告書におけるTCFD推奨開示項目のゼロショットテキスト分類(学習データを必要とせずにテキストを分類する、自然言語処理のタスク)に取り組みました。具体的には、LLMsに入力するプロンプトに、2023年3月期の有価証券報告書より記載欄が新設された「サステナビリティに関する考え方及び取組」のテキストと、事前に用意した合計27種類の「TCFD推奨開示項目クライテリア」の内容を入力することで、そのテキストが各クライテリアに該当するかどうかを判定しました。
東芝テックとAIQが資本業務提携を開始~生成AIとPOSシステムの組み合わせで飲食店のDXを推進~
東芝テックとAIQは、ソーシャルメディア投稿データによる消費者の属性・興味・思考を分析する特許AIである「Profiling AI」と、POSシステムのデータを組み合わせることで、飲食店のターゲット層の特定や、オンラインからオフラインへの誘導など、集客の自動化や店舗運営の効率化の向けた取り組みを推進します。
大和証券グループ本社、個別業務に特化した生成 AI アプリケーションを開発
ユーザーがプロンプトを入力することなく、音声データから個別業務に特化したアウトプットを生成するアプリケーション「Speech2Summary」を開発し、社内での業務利用を開始しました。
今回は構想からわずか 1 週間という短期間で内製での開発に至りましたが、その背景として、当社のDX 推進体制の強化があります。
●レポート
Section2: データ利活用最前線
●データ利活用
国交省|「不動産情報ライブラリ」の運用を開始します~スマートフォンで「誰でも」「簡単に」不動産に関するオープンデータの閲覧ができます~
ドコモGPS統計データを活用するデータワイズ、DMO・都道府県・政令指定都市を対象とした人流分析サービス専用プラン「地域創生プラン」をリリース
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
●採用
●エンジニアリング
●バクラク
●三井物産デジタル・アセットマネジメント
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