東芝データとナウキャストが機関投資家向けレシートデータ分析サービス/NTTが独自の大規模言語モデル開発
LayerX PrivacyTech Newsletter (2023/10/25-10/31) #220
今週の注目トピック
データ利活用最前線では、東芝データとナウキャストによる、電子レシートデータを用いた機関投資家向け分析サービス開始などを紹介しています。
AI利活用最前線では、NTTによる、独自の大規模言語モデル「tsuzumi」開発などを紹介しています。
今週のLayerXでは、LayerXのコーポレートサイトリニューアルなどを紹介しています。
Section1: データ利活用最前線
●プライバシー
●人流データ
●購買データ
●走行データ
●不動産データ
Section2: AI利活用最前線
●テクノロジー
●テクノロジー(論文)
最新情報や正確な計算を長所とする質問応答システムの「Wolfram Alpha」とChatGPTを組み合わせることを提案
LLMの内部にある世界モデルに問いかける形でタスクを投げると、CoTがほぼ完全に失敗するタスクでも成功することが明らかに
非公開だったChatGPTのGPT-3.5版(gpt-3.5-turbo)のパラメータ数が20B(200億)であるとマイクロソフトの論文で言及
●ガバナンス
●提供ベンダー
NTT、独自の大規模言語モデル「tsuzumi」を開発 2024年3月から商用サービスとして提供へ
tsuzumiは、2023年10月から、NTTグループ内でのトライアルを開始しているほか、東京海上日動火災保険、キヤノン、京都大学医学部附属病院などと、活用に向けた取り組みを開始しているという。
東京海上日動火災保険では、事故対応部門において、全国1万人を超えるコンタクトセンターのオペレーターが、通話後に事故の状況などを登録する事務作業において、tsuzumiを採用。
京都大学医学部附属病院では、医師が記録したカルテの医療データを読解し、共通フォーマットに適切な表現で配置し、分析する作業にtsuzumiを活用。
NTTデータでは、ソフトウェア開発にtsuzumiを利用し、秘匿性を担保しつつ、コードの自動生成を実現。
NTTドコモでは、相談チャットボットにtsuzumiを採用。
●スタートアップ
●利活用
シーメンスとマイクロソフト、生成AIを活用したプロジェクトで提携
人工知能(AI)を活用して生産性を向上させ、人間と機械のコラボレーションを促進する共同プロジェクト「シーメンス・インダストリアル・コパイロット(SIC)」を発表した。
このプロジェクトで両社は生成AIを製造、輸送、ヘルスケア業界向けに利用する上で協力する。提携の金銭的条件は公表していない。
プロジェクトはAIコパイロットを構築して、顧客企業の従業員による新製品の設計、生産、メンテナンスを支援する。
Section3: 今週のLayerX
●LayerX
●バクラク
●採用
●エンジニアリング
●三井物産デジタル・アセットマネジメント(株)/ALTERNA(オルタナ)
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