Netflixコンペティションデータに対するレコードの一意絞り込み実験/NeurIPS 2021差分プライバシー関連論文
LayerX Labs Newsletter for Tech (2021/11/17-11/23) Issue #131
今週の注目トピック
Takahiro Hatajima(@th_sat)より
Netflixが2006年に開催した映画推薦アルゴリズムの改善を目的としたコンペティションで提供されたデータに対するレコードの一意絞り込み実験の概要を紹介します。
あわせて、NeurIPS 2021に採択された差分プライバシー関連論文を概観します。
Section1: PickUp
(詳細は記事タイトルをクリックするとScrapboxへ)
●Robust De-anonymization of Large Datasets | Netflixのコンペで起きたプライバシー侵害の事例
Netflixが2006年に開催した映画推薦アルゴリズムの改善を目的としたコンペティションにおいて、提供されたデータセットから個人を特定できる可能性があるとNarayananらが指摘
Narayananらは利用者あたり8本の映画評価点を用いてレコードの一意絞り込み実験を行った
実験により映画評価点2本を使うと70%、4本を使うと90%、8本を使うと100%を一意絞り込みができた
Netflixはこの論文による報告を受けてコンペ用に提供していたデータセットの提供を取りやめた
この論文のあとにプライバシーが侵害されたとしてユーザがNetflixを訴えようとした(FTCが介入しのちに和解)
2006年と古い事例ではあるが、プライバシー保護関連の書籍や論文なんかではかなり有名な事例なので取りあげる
●NeurIPS 2021に採択された差分プライバシー関連論文を概観する(前編)
NeurIPS 2021に採択された差分プライバシー論文を概観
大まかな論文の類型
既存の機械学習タスク(連合学習、多腕バンディット問題、n-gram抽出)にDPを適用
SGDなどの勾配アルゴリズムの更新におけるDP保証の改善
高次元出力も加味したprivacyとaccuracyのトレードオフの最適化
LayerX Labsでは、次世代プライバシー保護・セキュリティ技術Anonifyの正式提供に向けトライアルパートナーの募集を開始、合わせて公式ウェブサイトを公開しました。
「Anonify」の公式ウェブサイトはこちら
「Anonify for Insurance」ホワイトペーパーはこちら
LayerXではエンタープライズ向けブロックチェーン基盤を基本設計、プライバシーの観点から比較したレポートを執筆し、公開しています。
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プライバシー編ダウンロードはこちら
Section2: ListUp
1. Bitcoin
●Bitcoinを保有する上でのセキュリティ上の脅威である、事故による損失、デジタル盗難、政府による差し押さえ、物理的な盗難などへの対応策としてのTaprootの位置付けている
2. Ethereum等
2.1. Ethereum
●zkRollupを提供するMatter LabsとStarkwareの比較記事
Matter Labsは、zkSyncを提供中で、zkSync 2がテストネット稼働中
StarkWareは、StarkExを提供中で、次バージョンStarkNetがテストネット稼働中
StarkWareは、安価なオプションを提供すべく新システム「Validium」を導入している。
zkRollupのデータ利用がオンチェーンであるのに対し、Validiumはオフチェーン。
そのため取引手数料が安価であり、ImmutableXやDiversiFiが、gas料金が0ドルであることを特徴としている。
●StarkNetメインネットのリリース候補となるStarkNet Alpha 4、テストネット利用可能に
https://medium.com/starkware/alpha-4-6b572072d80b
●Validating BridgeについてのSoKペーパー
https://stonecoldpat.github.io/images/validatingbridges.pdf
●マイナーやバリデーターが一方的にトランザクションのブロックへの組込・順序付けをコントロールして取引を再編成(並べ替え)し、利益を引き出す「MEV」の影響は、5億5000万ドルを超えているとされる。
こうした取引順序操作への対策として、トランザクションの最終的な実行順序を保証するコンセンサス特性として、トランザクション順序の公平性の導入について研究したペーパー
https://medium.com/initc3org/order-fair-consensus-reducing-mev-at-the-consensus-layer-691c98d92127
●Rollup!!! 2022年のDeFi主戦場、Ethereum L2を学んで準備しておく会|DeFi Japan
2.2. Ethereum以外
●Squareの「TBD」プロジェクト、VerifiableなDIDをベースとしたDEX「tbDEX」プロトコルの構想を発表。
多くが法定通貨の世界に住んでいる中で、Bitcoinや分散型金融インフラの可能性を引き出すため、法定通貨〜暗号通貨間の架け橋によって、暗号資産を出し入れするオーバーヘッドを減らし、暗号資産のアクセス性と実用性を大幅に向上させる。
こうした価値交換は、社会的トラストを司る別の手段に基づかなければならないとし、カウンターパーティ間で検証可能なDIDを可能にすることによってソリューションを提供するとのこと。
そしてこのDIDは、オープンで許可のない、検閲に強い方法で実装される必要がある、としている。
https://tbd54566975.ghost.io/introducing-tbdex/
●SquareのBitcoin DEX「tbDEX」ホワイトペーパー。
tbDEXは、社会的トラストの存在が取引リスク管理において手に負えない要素である場合に、流動性を発見し、資産(Bitcoin・法定通貨・現実世界の商品など)を交換するためのプロトコルであるとしている。
tbDEXプロトコルは、社会的トラストを確立するフレームワークを提供することによって、資産間の交換の分散型ネットワークを促進する。
tbDEXプロトコルのフレームワークでは、「DIDとVerifirable Credentials(VC)を利用して、現実世界におけるアイデンティティの証明を確立する」としており、DID/VCをベースとしたアイデンティティ・フレームワークの提供を明示している点が特徴的。
tbDEXプロトコルは、「中央集権的な仲介者やトラストブローカーを必要とすること無しに、法定通貨金融システムと暗号金融システムの間で直接ユビキタス化を実現する上で必要となるインフラを提供することによって、暗号資産や分散型金融サービスが誰にでも利用しやすくする」ことを目指している。
tbDEXプロトコルは、「従来の法定通貨ベースの決済手段を使っている一般の人々にとって、分散型金融システムへの出入り口に直接アクセスすることは、まだ非常に困難である」という問題を解決するために開発されたもの。
tbDEXプロトコルは、アトミックスワップのようなトラストレスモデルを利用せず、他のDEXプロトコルとは異なる方法でトラストにアプローチしている点が特徴。
現実には、法定通貨システムとのインターフェースがトラストレスになることは無く、法定通貨のエンドポイントは常に規制の対象となる、という見方。
そのため、Decentralized Identifiers (DID)上に構築する、信頼が異なる検証者によって管理されるトラストモデルを採用し、個人や暗号通貨ウォレットの実装者、いずれかのグループによって確立されたトラストを委任された者が管理する。
tbDEXプロトコル自体は、ネットワークへの許可やアクセスを制御するためのフェデレーションに依存せず、ガバナンストークンは無い。
DID/VCフレームワークへの参加者として、VC発行者やウォレット、流動性サービスを提供する事業体を想定している。
tbDEXプロトコルのコアとなるメッセージングプロトコルの構成
①RFQ(Request For Quote)メッセージングプロトコル:アセット交換意思を持つPFIを求める意図をブロードキャスト。
②Point to Pointネゴシエーションプロトコル:ウォレット〜PFI間で取引の交渉・実行に必要なデータ交換・通信を行う。
https://tbdex.io/whitepaper.pdf
3. デジタルアセット関連サービス
3.1. 金融機関のデジタルアセットサービス
●豪州のCommonwealth Bank of AustraliaのCEO、金融機関はクリプト市場から完全に取り残される危険性があると警鐘。
デジタルアセットは非常に不安定で投機的であるものの、参加することにはリスクがあるが、参加しないことにはより大きなリスクがある、としている。
銀行は顧客からの飽くなき取引要求に関与する必要があるとし、Gemini Trustの株式を購入したことも発表。
●米Citi、暗号資産部門の強化にむけて100名規模で採用へ
●Morgan Stanley、Grayscale Bitcoin Trust (GBTC)を追加購入。第2四半期末に対して第3四半期末は71%の増加に
https://decrypt.co/86820/morgan-stanley-grayscale-bitcoin-shares-heavy-discount
3.2. 規制
●金融庁|第2回 金融審議会資金決済ワーキング・グループ「事務局説明資料(金融サービスのデジタル化への対応)」
デジタルマネー全般のAML/CFT、Stablecoin、暗号資産に求められる規律について整理されている。
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/shikinkessai_wg/shiryou/20211111/siryou2-1.pdf
●「デジタル・分散型金融のあり方等に関する研究会」の議事録が公開されましたので、その中の私の発言部分をMeduimのエントリにしました。ご覧ください。
●米インフラ法案の最新情報スレ。
大統領が法案に署名し、クリプト税規定が2024年1月1日に発効予定。
マイナー・バリデーター・開発者・ウォレット提供者・NFT作成者など、膨大な数のクリプト関係者に納税報告義務が課されるもの。
ブローカーやデジタルアセットの定義の広さ等を問題として挙げている。
まず、ブローカーの定義が「(対価を得て)他者に代わってデジタル資産の移転を実現するサービスを定期的に提供する責任を負う者」と、非常に広汎で曖昧な表現になっているとしている。
また、デジタルアセットの定義も、「暗号学的に保護された分散型台帳または長官が指定する類似技術に記録された、価値あるデジタル表象物」となっており、6050I条項では、この定義を用いて、企業に1万ドル以上の全てのデジタルアセット取引を報告するよう義務付けている点を指摘している。
スモールビジネスも含めて全ての人をあたかも金融機関であるかのように扱い、遵守不可能な義務を課していることを問題視されている。
これに対し、上院および下院で、上記のブローカーやデジタルアセットの定義に関する修正案が提案されているとのこと。
●エルサルバドルについて、IMFの協定第4条ミッションのスタッフによる声明。
今回の議論では、ビットコインの法定通貨への採用、ビットコインサービスプロバイダーの規制・監督、電子財布「Chivo」についても議論された。
Bitcoinと「Chivo」ウォレットのようなデジタル決済システムは「決済をより効率的にすることで、金融包摂を高め、成長を支える可能性がある」とした上で、価格変動が大きいことから、「法定通貨として使用することは、消費者保護・金融インテグリティ・金融安定性に大きなリスクを伴う」と指摘している
こうしたリスクがあるため、Bitcoinを法定通貨として使用すべきではないとし、Bitcoin法の範囲縮小や、新しい決済エコシステムの規制・監督強化を求めている。
また、新たなソブリン債発行の資金をビットコインに投資する計画や、Bitcoinをより広く取引することの意味については、金融の安定性への影響や潜在的なリスクについて非常に慎重な分析が必要であるとしている。
●欧州ECB、暗号資産関連サービスを含む電子決済の安全性・効率性を評価する新たなフレームワーク「PISA」を承認。
カード決済加盟店による暗号資産の受け入れや、ウォレットを介した暗号資産の送受信・決済オプションといった、Stablecoin含む暗号資産関連のサービスも対象。
https://www.ecb.europa.eu/press/pr/date/2021/html/ecb.pr211122~381857cdfe.en.html
●米連邦準備制度理事会(FED)、連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)、暗号資産政策にむけた合同声明を発表
●連名でカストディなどのサービスの提供に関するガイダンス公開へ
https://www.occ.treas.gov/news-issuances/news-releases/2021/nr-ia-2021-120a.pdf
●米上院銀行委員会、Tether・Centre・PaxosなどのStablecoin運営者に対し、発行・償還の基本的な操作や制限などのプロセス開示もとめる書簡
●Tetherに対して米上院銀行委員会から送られた書簡
https://www.banking.senate.gov/imo/media/doc/letter_to_tether.pdf
●インド政府、クリプト法案を議会提出へ。インド準備銀行による公式デジタル通貨の発行を促進するための枠組みとして、一部例外を除き仮想通貨は禁止へ
http://loksabhadocs.nic.in/bull2mk/2021/23.11.21.pdf
●韓国規制当局、NFTへの課税可能性を示唆
http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20211123000711
●米SECの投資家諮問委員会、クリプト・デジタル資産に関するパネルディスカッションを12/2に開催へ
https://www.sec.gov/news/press-release/2021-245
3.3. NFT
●Sotheby’s、バンクシーの「Trolley Hunters」と「Love Is In The Air」にETHでリアルタイム入札。3093ETHで落札
●IndexCoop、次期インデックスプロダクトとして、ブルーチップのNFTコレクションの時価総額加重型ポートフォリオ「NFTブルーチップ・インデックス」を近日公開へ
●YGGの成功とその次の動き - Provide by MelT &Ming (Meteorite Labs.) - CRYPTO TIMES
https://crypto-times.jp/ygg-success-next-step/
●OpenSea・NFTX・NFT20・RaribleのERC-721をサポートするNFTマーケットプレイスアグリゲーター「Genie Swap」。
「Genie List」は、NFTを1つまたは複数のマーケットプレイスに一括して同時に出品できるもので、OpenSeaとRaribleをサポートしている
●NFTマーケットプレイス「Rarible」、ウォレットアドレスを介してコミュニケーションできるメッセージングサービスを開始。
Coinbaseも、NFTマーケットプレイスにソーシャルレイヤー導入を計画
https://decrypt.co/86685/rarible-messenger-feature-ethereum-nft-marketplace
●Macy's、サンクスギビング・デイ・パレードむけにNFT無料配布へ
https://decrypt.co/86715/macys-ethereum-nft-collection-thanksgiving-day-parade
●Christie’s、OpenSeaと提携を発表。オンチェーンNFTオークションを12/1に実施
https://www.christies.com/auctions/christies-x-opensea
●Collins英語辞典、Word of the Year に「NFT」を選定
3.4. 各種アダプショントピック
●エルサルバドルの発表したBitcoinシティ。所得税ゼロ、キャピタルゲイン税ゼロ、固定資産税ゼロ、住民税ゼロを掲げることを宣言
●エルサルバドルのBitcoinシティ詳細とBitcoin債発行について発表している様子
●Bitcoin City、エルサルバドルの現地新聞での報道
●エルサルバドルの様子。Bitcoin Beach付近では使われているが、それ以外の地域では、通信の電波の問題に加え、政治的に大統領の政策を受け入れたくない層も多く、未だほとんどの小さな店ではBitcoinを受け付けていない。訪問には代理店でガイドを予約するのが良いとも
●米Time誌、Galaxy Digitalとの提携を通じ、バランスシートにETHを保有とする旨を発表。
既に今年4月より、購読料支払いに暗号通貨を利用可能
https://cryptoslate.com/time-magazine-to-hold-ethereum-eth-on-its-balance-sheet/
●JVCEA|暗号資産取引についての年間報告(2020年4月~2021年3月)
https://jvcea.or.jp/cms/wp-content/themes/jvcea/images/pdf/tokei_20211119.pdf
●米国ノースダコタ州Williston市、空港(XWA)に暗号通貨ATMを設置すると発表。
「デジタルエコシステムの構築に積極的に役割を果たしながら、市民に暗号通貨を紹介し、興味を持ってもらうための一歩」であるとコメント。(今年5月から既に公共料金支払に暗号通貨を利用可能)
https://news.bitcoin.com/us-city-installs-crypto-atm-airport-accepting-cryptocurrency-for-payments/
●13週連続でデジタルアセット投資商品への資金流入があったとするCoinsharesレポート
先週は1.5億ドルが流入し、この大半にあたる9800万ドルがBitcoinであり、AUMは560億ドルに到達しているとのこと。
https://medium.com/coinshares/volume-55-digital-asset-fund-flows-weekly-b2bc048ef816
●豪州の年金基金Rest Super、$66b規模の運用資金の一部を暗号資産市場に投資する意向を年次総会で表明
https://www.businessinsider.com.au/rest-super-crypto-interest-to-trigger-institutional-investment
●Visa、暗号資産関連の求人を10件以上掲載。
クリプトソリューションのシニアディレクター・ディレクター・シニアマネージャー、クリプトプロダクトのプロダクトマネージャー・シニアプロダクトアナリスト等
●Bitcoinネットワーク、$489bを取り扱い、PayPalの$302bを62%上回る
https://bitcoinmagazine.com/markets/bitcoin-has-processed-more-value-than-paypal-this-year
●先週開催された「Adopting Bitcoin」のレポート
●Glayscale、メタバースレポートを発表。
クリプトクラウド経済は次なる新興投資フロンティアであり、メタバースはこのWeb 3.0インターネットの進化の最前線にあるとし、
Web 3.0のオープンなクリプトネットワークはインターネットの将来像を垣間見せてくれる、としている。
https://grayscale.com/wp-content/uploads/2021/11/Grayscale_Metaverse_Report_Nov2021.pdf
4. DeFi
4.1. DeFiプロダクト
●Loopring L2の利用ガイド
Loopring L2は、Loopring zkRollupの上に構築された、L2のノンカストディアルDEX。
オーダーブック取引、トランスファー、AMM機能を提供し、NFT機能を近日公開予定。
zkRollupは、計算処理をオフチェーンに移し、オフチェーンで起こった事象を証明するvalidity proofsを使用することによって、ルールとセキュリティを保持するもの。
https://medium.com/loopring-protocol/guide-how-to-use-loopring-l2-a267d005255b
●LoopringのDesign Doc
zkSNARKsを使用し、できるだけ多くの作業をオフチェーンで行い、オンチェーンでの作業のみを検証することで、スループットを改善。
オンチェーンでの決済確認を待たずに、オフチェーンでMerkle treeに保存されている残高を更新するだけで、ユーザー間でトークンを転送可能。
https://github.com/Loopring/protocols/blob/master/packages/loopring_v3/DESIGN.md
●DeFiサービスのTVLが過去1年で1700%以上の伸びを示し、2470億ドルに達する中、DeFiにおける不正・盗難が、2020年の15億ドルから、2021年は105億ドルに増加しているとするEllipticレポート。非中央集権技術を不正な目的のために利用するものに「DeCrime」と名付けている。
https://www.elliptic.co/resources/defi-risk-regulation-and-the-rise-of-decrime
●Maple Finance、Alameda Research向けにオンチェーン・シンジケート・ローンビークルを立ち上げ。認定投資家むけ融資プールで、今後1年間で10億ドルまで拡大予定
https://www.ft.com/content/308a473c-47be-4175-a0c3-b1661bf94ebc
●Aave、機関投資家向けにホワイトリストに掲載されたユーザーのみが、市場参入できる「Aave Arc」において、Fireblocksが最初のホワイトリストとなったことを発表
https://aave.mirror.xyz/JcA9DzQHK6o8YYMmxtH43Vqq5HoHvjrTrFnd_UprKWQ
●UMA、イベントベースの期限付きKPIオプションを発表
プロジェクトやコミュニティがインセンティブを調整する仕組みとして、指定満期日だけでなく目標達成時にロック解除される「KPIオプション」を作成可能に
https://medium.com/uma-project/introducing-milestone-kpi-options-2a8ea4cf480e
●暗号資産データのランドスケープマップ
ネットワークデータ:ブロックチェーン自体から得られるデータウォレット数・残高など
ガバナンスデータ:運用を管理するコミュニティから得られるデータ
マーケットデータ:暗号資産の取引所から得られるデータ
●アルゴリズム・Stablecoinプロトコル「Frax Finance」、Frax v2で「Algorithmic Market Operations Controllers (AMO)」導入
4.2. DAO
●a16z、「NFT Canon」「Crypto Canon」に続き、DAOのリソースリンク集「DAOs Canon」を公開。
DAOの定義・概念的基礎
DAOの概要ガイダンス
DAOアプリケーション:コミュニティDAO、クリエイターDAOなど
DAOの始め方
DAOのインセンティブ・ガバナンス・法律
https://future.a16z.com/dao-canon/
●Web2企業とWeb3組織を対比している論考。
政府とWeb2企業はみな同じ資源をめぐって競争しており、Web2企業は、成長とパワーを求めて戦い続けなければならず、拡大か死かという避けられないジレンマに直面している。
これに対してWeb3組織は、「分散させないと死ぬ」という意味で、可能な限り早々に自らを「解散」し「分散」させることを志向しており、組織の構築方法を完全に変えてしまうもの。
https://newsletter.banklesshq.com/p/web3-will-win-market-monday-lite
●DAOエコシステムマップのアップデート
投資DAO、コレクターDAO、サービスDAO、ソーシャルDAOなどのDAOカテゴリー
トレジャリー、ガバナンス・投票などのDAOツールカテゴリー
●Sotheby'sで米国憲法原本の落札に挑戦し惜敗した「Constitution DAO」の短期開発を支えたモジュール性とコンポーザビリティ
トレジャリープロトコルの評価と決定(Juicebox)
マルチシグでの資金確保(Gnosis Safe)
Sotheby'sのKYCプロセス向け法人形成(Syndicate DAO)
スポンサー提携(Endaoment)
入札成功時のETHの法定通貨換金(FTX)
https://mirror.xyz/caitlinpintavorn.eth/wVYjtehZRcp3rZTd5byRKdYY7N9t-z2r6oguGvQU5j4
5. 今週のLayerX
●経営を加速させるSaaS特集セミナー 〜業務効率化と経営の見える化〜(11/24(水))
コーポレート業務を対象にサービスを提供している4社をお招きし、実際にDXを推進する上でのヒントをご紹介します。
https://www.layerx.jp/invoice/seminar/211124_saas-feature
●LayerXインボイスから学ぶTerraform 運用|JAWS-UG コンテナ支部 #20
https://sayjoyblog.com/terraform_layerx_jawsug-ct20/
●LayerX CEOの福島のインタビューを掲載いただきました
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20211119/biz/00m/020/011000c
●Forbes Japanにも、LayerX CEOの福島のインタビューを掲載いただきました
https://forbesjapan.com/articles/detail/44434
●ラクスル株式会社様に、
・お断りから、半年後の再検討で導入を決めた理由
・月初の忙しい5営業日にかかる作業時間を大幅に削減したプロセス
などについてお話を伺いました!
https://www.layerx.jp/invoice/stories/raksul
●19歳の私がLayerXの2人目インサイドセールスとして立上げ3ヶ月で取り組んだこと(とその結果)
https://note.com/noritomo_n23/n/n6e040ba78d1c
●事業づくりで怖いのは、間違っている完璧なアクションを取ること、あるいは気合と根性の話
https://note.com/y_matsuwitter/n/n92fa354e0d0a
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