メルセデス・ベンツのガバメント向けデータソリューション/凸版印刷の自治体向け保健医療データ分析ツール、しまなみ海道のビッグデータ分析、デジタル庁「政府相互運用性フレームワーク」など
LayerX PrivacyTech Newsletter (2022/04/06-04/12) #150
今週の注目トピック
Takahiro Hatajima(@th_sat)より
2019年春に創刊以来、3年にわたり無事に回を重ね、今回で「150号」を迎えることができました。
お陰様でここまでに「2,894名」もの方にご購読いただいており、有難うございます。
今週は、メルセデス・ベンツのガバメント向けデータソリューションについて紹介します。
あわせて、データ利活用最前線として、凸版印刷の自治体向け保健医療データ分析ツール、しまなみ海道のビッグデータ分析、デジタル庁「政府相互運用性フレームワーク」などを紹介しています。
Section1: PickUp
●メルセデス・ベンツのガバメント向けデータソリューション、オランダ政府から車両データを活用した道路モニタリングを受注
メルセデス・ベンツでは車両データをもとにしたデータソリューションを手掛けており、このユースケースとして、ガバメント分野の他、フリート・保険・エネルギーなどを想定している。このうちガバメント向けでは、道路網の課題として、例えばロンドンでは、2041年までに市中の道路から死者・重傷者をなくすことを目指す「ビジョンゼロ」に取り組んでおり、メルセデス・ベンツとのコラボレーションを通じて、データ主導の技術開発に取り組んでいる(出典)。
出典:https://group-media.mercedes-benz.com/marsMediaSite/en/instance/ko.xhtml
メルセデス・ベンツにおいて、ガバメント分野むけにソリューションを手がけるのが、アーバンモビリティ・ソリューション(UMS)部門だ。この部門は、現在・将来の世代に最適な都市型自動車に加え、データドリブンなモビリティプロダクト、市民中心の都市型モビリティシステムの世界をリードするポートフォリオを開発することを目標としている(出典)。
このUMS部門が、ロンドン交通局と開発したのが「メルセデス・ベンツ・ロード・セーフティ・ダッシュボード」である。このダッシュボードでは、運転支援システムから得られる匿名化された車両データに加えて、ロンドン交通局から得られる、信号機や横断歩道などの既存の交通インフラ、すでに発生した衝突事故に関する情報・車両・自転車・歩行者の密度などの追加データによって補強され、例えば以下のような情報を検出できる。
多様なメトリクスや追加データソースを考慮したリスクモデルに基づくホットスポットの検出
スリップしやすい場所の検出
事故の原因となり緊急の補修が必要となるアスファルト舗装の窪み・穴の検出
時系列や種別ごとの分析
https://data.mercedes-benz.com/products/city-data-dashboard
こうしたダッシュボードにおけるデータ取得は、ドライバーが「Mercedes me」アプリを通じてドライバーアシスタンスデータの処理に同意した場合に限られる。そして、これらの警告や自律ブレーキ介入は車両からメルセデスベンツクラウドに送信された上で、そこで匿名化された形で処理されるという。(出典)
上記のようなロンドンでの実績を踏まえ、このたびメルセデス・ベンツが、オランダ「インフラ・水管理省」から、車両データを活用した道路モニタリングに関する広範囲な契約を受注したことが明らかになった。主な取り組み分野は、①衝突の危険箇所(ロードセーフティ)、②道路凍結(ウインターマネジメント)、③路面損傷(アセットマネジメント)の3つとなっている。(以下、出典)
①衝突の危険箇所(ロードセーフティ)は、ロンドン交通局とのパイロットプロジェクトをベースとしたものだ。先進運転支援システム(ADAS)などから収集した匿名化データをメルセデス・ベンツ・ビークル・クラウドで集約・処理することにより、衝突事故が発生する前に潜在的な衝突のホットスポットを特定するのに役立つデータダッシュボードを提供する。オランダでは、ロンドンの取り組みをスケールアップし、匿名化されたADASデータを用いて、車載安全システムが頻繁に導入されている具体的な場所を検出・分析する。さらに、公開されたデータソースや過去の衝突事故に関する既存のデータと組み合わせることで、都市計画者に的を絞った洞察を提供し、道路インフラの改善と開発を支援する。
②道路凍結(ウインターマネジメント)は、匿名化されたcar-to-Xのデータと、オランダの道路当局が管理する静止気象観測所などの外部ソースを統合し、リアルタイムで悪条件の道路状況を特定するものだ。例えば、ESP(横滑り防止装置)やABS(アンチロック・ブレーキ・システム)のセンサーが路面摩擦の低下を検知すると、GPS情報を含む匿名化されたデータがモバイル通信ネットワーク経由でメルセデス・ベンツのビークル・クラウドに送信される。バックエンドで処理された情報は、道路保守基地のデジタルマップやダッシュボードに送信され、必要なリソースを迅速かつ効果的に配備することが可能となる。
③路面損傷(アセットマネジメント)は、いわゆる予測型インフラを目指すもので、車両データに基づいてインフラの問題や損傷を特定することによって、道路ネットワークの保守をサポートする取り組みだ。穴あきなどの路面の問題や、車線標識の摩耗、交通標識の欠落や破損などの損傷を早期に発見することを通じて、保守作業の効率化と安全性の向上が期待される。穴あきや路面のうねりの場合、メルセデス・ベンツのデータによって、ダメージの場所だけでなく、その強さや時間経過による変化も特定できるという。
データを有効に活かすことによって、事故防止や道路保守の効率化が期待されることから、ロンドンおよびオランダでの取り組みを踏まえ、さらなる発展・拡張を期待したい。(文責・畑島)
●データ利活用最前線
凸版印刷株式会社は、自治体の保有する健診結果や医療レセプト情報、自治体独自の保健事業によって取得した住民のヘルスケアデータなどを集約/可視化し、新たな保健事業の立案などのためにデータ分析ができる「自治体向けBIツール」を開発し、2022年4月14日(木)より提供を開始した。
なお、提供開始に先立ち滋賀県大津市におけるデータ利活用実証実験に採用されている。
高速道が生活道 しまなみ海道、ビッグデータ分析で負担軽減交渉へ
愛媛県今治市は、瀬戸内しまなみ海道沿線の同市3島(大三島、伯方島、大島)住民について、住民の唯一の生活の道が高速道という全国でもまれな実態を受け、2019~21年度のビッグデータの分析で通行実態を割り出す作業を始めた。
「通院費より、通行料金が高くなる」との声が上がるなど、島の住民にとって今治市中心部などへの通行料金は、かねてより深刻な問題となっていた。
本州四国連絡高速道路(本四高速)の協力で、島民が持つETC番号の任意提出を受けて実施する。市は住民らの通行料を実質無料化することを掲げており、調査データを本四高速や国との負担軽減交渉に役立てる。
デジタル庁は、デジタル・ガバメント推進標準ガイドラインのもと、データの利活用、連携がスムースに行える社会を実現するための技術的体系として、「政府相互運用性フレームワーク(Government Interoperability Framework)」(GIF)を公開した。
このフレームワークを利用してデータを整備することで、拡張性が高く、連携が容易なデータを設計することが可能となる。
出典:https://www.digital.go.jp/policies/data_strategy_government_interoperability_framework/
新たな価値を創造するデータビジネスとは、データビジネスはシェアリング・エコノミーに繋がるのか?
2022年3月3日と4日にオンラインで開催された「TOSHIBA OPEN SESSIONS Session2」のDay1のスペシャルセッションでは、住信SBIネット銀行株式会社 代表取締役社長(CEO)の円山法昭氏と、東芝データ株式会社 代表取締役CEOの北川浩昭をパネリストに迎え、「新たな価値を創造するデータビジネス」をテーマに現在のデータ活用の問題点や、来るべきデータ社会の変革を予見させるような心踊るトークが繰り広げられた。
東芝データは2020年に設立、東芝グループの持つアセットを通じ、データをお預かりして、インフラとして世の中に還流することをミッションとし、様々なパートナーとエコシステムを構築することで、プラットフォーマーを目指している。
現在はグループ企業の東芝テックの「スマートレシート」を通じて、オプトインを前提とした人に属した購買データを流通させる事業を展開している。
住信SBIネット銀行はBaaS事業の次の展開も視野に入れ東芝データと協業を開始する。500万人以上の顧客を抱えており、例えば日本航空で3000万、ヤマダ電機で6000万、カルチュア・コンビニエンス・クラブで7000万と、巨大な顧客基盤を持つ企業との提携により、銀行だけでは得られない情報が集まってきている。
東芝データは購買データを持つプラットフォーマーであり、住信SBIネット銀行が持つ本人確認済みIDやパートナー企業のデータを掛け合わせれば、より質の高いデータとして活用できると述べた。
さらにデータプラットフォームとして取り組む上で重要となるプライバシーの保護については、銀行業はセンシティブな個人情報を多く扱っているため高い感度を持っていると自負していると述べた上で、個人情報をしっかり守って顧客にサービスを提供するという銀行精神を持ち、必ず顧客のdを取ったうえでデータを利用していくと述べた。
これまでに新型コロナウイルスで入院した国内の患者、数万人分以上のデータをもとに症状の推移や治療の状況などの情報を分かりやすくまとめたウェブサイトを国立国際医療研究センターなどのグループが公開した。
国立国際医療研究センターでは全国の700余りの医療機関と共同で、新型コロナで入院した患者のデータを分析する研究を進めていて、これまでに6万3000人以上のデータが登録されている。
公開されたウェブサイトではこれらのデータをもとに、新型コロナが国内で初めて確認されたおととし1月からこれまでに、重症患者数がどう推移したかや主な症状、それにどんな治療が行われたかなどの情報がグラフでまとめられており、期間や都道府県などを選んで表示させることも可能。
出典:https://www.ncgm.go.jp/pressrelease/2021/20220331.html
実際に公開されているダッシュボードはこちらから確認できる。
都は、東京都及び都内区市町村が公開する二次利用可能かつ機械判読性の高い行政データ(オープンデータ)を都民等へ公開するサイトとして「東京都オープンデータカタログサイト」を運営し、約50,000件のオープンデータを公開している。
このたび、オープンデータの更なる利活用促進を目的とし、事前にサービスの使い勝手をユーザーに試してもらう「ユーザーテスト」を実施し、サイトがリニューアルされた。
瞬時に何もかも分かる地方ホームセンターのデータ分析経営【株式会社グッデイ(福岡市博多区)】
福岡県を中心に北部九州で64店舗を展開するホームセンターのグッデイでは「経営判断のためにリアルタイムで数字が知りたい」という柳瀬隆志社長の意思の下、今や、店舗運営、経営に関するありとあらゆるものにおいて分かりやすく可視化されたデータ分析が実現。
柳瀬社長が入社した当時の同社は、社員が個別のメールアドレスを持たず、社員間や店舗間のやり取りは電話やファックスがほとんど。柳瀬社長は「現場の文化として、“数字は見るな”というものも存在した。理由は“勘が鈍るから”。これには驚かされた」と振り返る。
転機は2014年。福岡で著名なAIベンチャー会社の社長からGoogleが提供するデータ分析クラウドツールを薦められ、個人的に試してみたところ、経営判断のための分析が簡単に出来てしまう便利さに驚かされた。
さらにデータ分析プラットフォームの「Tableau」の存在を知り、2015年にはTableauとグループウェア「Google Workspace」を社内に導入することを決定。データ分析・活用に本格的に乗り出した。
データ分析・活用に取り組んで以降、業績も向上しており、2015年から5年間で、全体の店舗数がほぼ変わらないにもかかわらず売上高は26%向上。
また、月次売上高の対前年比の成績を主な競合他社と比較しても、2019年秋以降、最上位が続いているという。
「日本もデータシェアリングへ舵を切る」――なぜインテージはSnowflake導入の先駆者となったのか
アジアNo.1のマーケティングリサーチの企業グループの株式会社インテージテクノスフィア取締役 CTOの秦一雄氏が、Snowflakeが主催のアワード「DATA DRIVERS AWARDS」において、「DATA EXECUTIVE OF THE YEAR」を受賞した。
世の中のデータが爆発的に増えており、社内にある様々なデータは分散し、どうしてもサイロ化してしまうため、分散するデータを統合してどう活用できるようにするのか、というニーズが数多くある。
インテージテクノスフィアでは2年かけデータ分析のための基盤を探し、いくつかの基盤のPoCを実施したが、なかなか要件に見合うものが見つからなかったという。さらに、アクセスピーク時の性能要求を満たすためには、コストがかなり増えてしまう課題感があった。
その後、SnowflakeのPoCを行い、要件を満たせることを確認すると採用を決定。同時アクセスのスループットは要求の2~5倍出ているだけでなく、ピークとボトムの利用でインフラキャパシティの最適化が可能となり、3割以上のコスト削減も実現した。
さらにSnowflakeはシェアリングの機能を使うことで、会社間でのデータ共有も簡単にできる。そのためインテージテクノスフィアでも、インテージグループが持つデータを加工し、顧客と共有することを考えているという。
Snowflakeのデータ共有の仕組みでは、データをコピーして渡すのではなく、データは1ヵ所に置き、安全に外部からも見られるようにして共有する。データシェアリングについては、Snowflakeと一緒に実現していきたいと考えているという。
人流データ 呉市が公開 大和ミュージアム入館者やバス利用をグラフ化
広島県呉市は、人の流れなどを示す「データプラットフォーム」の試作版をつくり、ネットで公開を始めた。本年度中に本格的な公開を目指す。
DATAFLUCT、シリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施
株式会社DATAFLUCTは、事業会社を中⼼とする投資家グループ7社を引受先とした第三者割当増資および、りそな銀⾏からの融資により、総額11億円の資⾦調達を実施した。第三者割当増資および負債性資⾦を含む累計調達⾦額は18億円となる。
引受先は、株式会社東京⼤学エッジキャピタルパートナーズ(東京都⽂京区)、国分グループ本社株式会社(東京都中央区)、株式会社⽵中⼯務店(⼤阪市中央区)、東芝デジタルソリューションズ株式会社(神奈川県川崎市)、三井住友海上キャピタル株式会社(東京都中央区)、株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)、東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区)。
DATAFLUCTは、環境価値・社会価値・顧客価値・経済価値を両立させた最適解にたどり着く方法「サステナブルアルゴリズム」を全ての事業開発の軸にし、非構造化データを含むあらゆるビッグデータをカタログ化できるデータレイク/データウェアハウス『AirLake(エアーレイク)』から、脱炭素のための“環境価値”流通プラットフォーム『becoz(ビコーズ)』、最新の外部データを用いた高精度の需要予測サービス『Perswell(パースウェル)』、データの力でサステナブルなまちづくりを実現する『TOWNEAR(タウニア)』など13の領域の自社サービス開発と、さまざまな産業の企業に向けたDX支援を行う。
医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会が13日に開かれ、日本製薬工業協会などへのヒアリングが実施された。
健康医療介護分野の仮名化データを創薬研究開発や副作用のモニタリンティングなどに活用できるように法制度の整備に期待するとした。
出典:https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000928403.pdf
LayerXでは、次世代プライバシー保護・セキュリティ技術Anonifyの正式提供に向けトライアルパートナーの募集を開始、合わせて公式ウェブサイトを公開しました。
「Anonify」の公式ウェブサイトはこちら
Section2: ListUp
1. プライバシー・セキュリティとデータ利活用
●こどもに関する情報・データ連携 副大臣プロジェクトチーム(第3回)4月7日
https://www.digital.go.jp/councils/6b5f4e23-911b-4b36-a7e4-ceb114734ca0/
●文部科学省|教育データの利活用に関する有識者会議(第8回)会議資料 4月11日
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00362.html
●経団連:Society 5.0の扉を開く (2022-04-04)
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/032.html
●経産省|協調的なデータ利活用に向けたデータマネジメント・フレームワークを策定しました
https://www.meti.go.jp/press/2022/04/20220408005/20220408005.html
●個人情報保護委員会|ハンドブック等
https://www.ppc.go.jp/news/publicinfo/
●厚労省|医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000928403.pdf
2. 今週のLayerX
●バクラク申請アップデート〜複雑な支払申請でも「手入力ゼロ」を実現〜 - バクラクシリーズ
同一の取引先について過去の支払申請の入力内容を学習することで、複雑な支払申請でも「手入力ゼロ」を実現しました!
https://bakuraku.jp/news/updates/20220412_workflow
●バクラク電子帳簿保存アップデート 〜メールや複合機からの取り込みが便利に〜
メールアドレスを発行して書類を取り込める「メール受取機能」を追加しました。
https://bakuraku.jp/news/updates/20220414_box
●「顧客体験への強いこだわり」に惹かれLayerXにジョインしました
https://note.com/kdm_520/n/nf0b404d9eaa0
●転職3ヶ月で感じたtoCマーケ、toBマーケの「違い」と「同じ」|Ryunosuke Obata|note
https://note.com/ryu_idid/n/na5ceeb529db3
●【SaaS事業】ソフトウェアエンジニア_QA/Test / 株式会社LayerX
お客様に1日でも速く良い体験を届けるべく、急成長プロダクトの最後の砦として品質を担うQAエンジニアを募集しています。
https://open.talentio.com/r/1/c/layerx/pages/52742
●社内業務も(バク)ラクに ーZoom背景作成をバクラクにしたハナシー - LayerX エンジニアブログ
https://tech.layerx.co.jp/entry/2022/04/11/160646
●【募集🥰】LayerXの広報、いかがでしょうか!カジュ面からぜひです〜
"LayerXではこれから事業と組織の拡大を見据えています。急成長する組織の中で、学ぶことや不確実さを楽しめる方にとっては、なかなか飽きることのない環境だと思っています"
https://open.talentio.com/r/1/c/layerx/pages/63364
●“ひとり人事”が抱える2つの悩み。採用戦略・キャリアはどう考えるべきか?
https://signal.diamond.jp/articles/-/1144
●【2022年保存版】フェーズの選び方ガイド|スタートアップ転職と報酬#1 | 転職サイト【ONE CAREER PLUS】
https://plus.onecareer.jp/articles/9
●不動産会社が期待するデジタル証券の魅力と課題 〜 三井物産、ケネディクスは先陣を切って参入
https://toyokeizai.net/articles/-/580632
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